Intel Technology Tour 2022がイスラエルで開催されましたが、そこでインテルは次の第13世代 Raptoe Lake がデフォルト設定でついに6GHz超えを達成したと紹介しました。
デフォで6GHz、そして最大OCで8GHz超え (明らかに液体窒素冷却) で共にワールドレコードを目指します。
Raptor Lakeはクロックもコア数もUP!
インテルはめっちゃ高い周波数と同時に、自信たっぷりなシングルとマルチコアコアパフォーマンスを紹介しました。
6GHzといえば次のAMD Ryzen7000シリーズと比べると300Hz高いクロックとなります。しかしインテルがどのラインナップから6GHzを実現できるのかはまだ明らかではありません。選別石のKSモデルだけ6GHzの可能性とかもありますよね。
Alder Lakeに比べてRaptor Lakeはシングルで15%、マルチで41%を上回る性能を発揮できると紹介しました。Raptor LakeではEコアが増えますのでマルチはやはりかなり伸びますね。きっと発熱もすごいでしょう。
今後インテルのロードマップには 第14世代 Meteor Lake ~ 第16世代 Lunar Lakeなどが登場しています。
今回はRaptor Lakeのクロックが6GHzを超えるということでバズっていますが、詳細なラインナップはまだ明らかではありません。とくに価格とTDPとかが気になるところですね。
Raptor Lakeの簡単まとめ
・今年の10月に予定されており、AMD Ryzen7000ファミリーのライバルになる予定。
・Intel7を採用して製造。最大で24/32 コア/スレッドを実現。
・Eコアが追加されるのが大きな特徴で、最大で8つの 「Raptor Cove (P-Cores) 」と 16つの 「Gracemont Efficiency core (E-Cores)」を詰め込む。
・キャッシュ量も大幅に増大します。最大で 36MB の L3 キャッシュ (20% 増量), 最大で 32MB L2 (2.3倍)。
・メモリは引き続きDDR4も使用可能。Dual-Channelの DDR4-3200 と DDR5-5600 メモリをサポート。
・インターフェースは x16 PCIe 5.0 と x4 PCIe 4.0 、 Thunderbolt 4 / USB 4 をサポート。 PCIe 5.0 M.2 SSD は AI M.2 Module に対応します。
・ソケットは LGA 1700が利用でき、Alde Lakeのマザーで利用可能。
いままでどおり自動OC機能も対応。コア単位の Efficient Thermal Velocity Boost なども活用できるので、できるだけ冷やしたいところ。Efficient Thermal Velocity Boost(ETVB)は今回新機能ですが、Extreme Tuning Utilityの最新アップデートにて搭載されているらしい。まだ仕様詳細はわかっていませんが、従来の Thermal Velocity Boostと組み合わせてぎりぎりまで性能向上を狙っていくのでしょうか。
Raptor LakeはAlder Lakeと同じマザーが使用可能です。Alder Lakeとの互換性を持たせたため開発にも8ヶ月短くできたそうです。元々Raptor Lakeは二年ほど前にはロードマップにはありませんでした。次の Meteor Lakeの開発がちょっと遅れるためにRaptorをねじ込んだのでは?と言われています。
まだAlder Lakeの興奮冷めやらぬ感じですが、さらにそいつにコアとクロックとキャッシをねじ込んでインターフェースを強化したって感じでいいのかな?Alder Lakeシリーズに続く、LGA1700での最終形態って感じなんでしょうか。
これはいい水冷クーラー買って遊びたいところですね。
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