AppleシリコンのMac製品もラインナップが 充実してきましたね。しかしiMacは現在24インチしか出ておらず、相変わらず寂しい状態。iPadは外部出力ができるので、大きいモニターにiPadを接続してiMacのように使えれば理想的なのですが。。
iPad Proを4Kモニター(27インチ)に繋ぐとこんな感じです。iPad OSではミラーリングしかできないし、タッチ操作のときはいちいちiPadの方をみなければいけないので、このままでは非常に使いにくい。
性能が高すぎるiPad
iPad ProとAirにM1チップが入った時、これからはようやくMacbookがiPadに置き換わっていく時代が来るのかと期待しました。iPadはオプションでキーボードも売っているわけですから。しかし、世界最強のタブレットであるiPad ProのパワフルなM1チップが「iPad OS」によって現在ではもったいない使い方になっていることは事実でしょう。
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動画編集ソフト「Davinci」がついにiPad用にリリースされるみたい。 |
M1チップ、M2チップはiPadだけでなく、Macbook、iMacにも採用されています。同じチップを採用するのには大きなメリットがあります。まず、チップの製造数を増やして一枚単位のコストを下げること。そして、ユーザーにとってはインテルのように乱立するCPUラインナップに比べてはるかに選びやすくなります。
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インテルのモバイルCPUは"U"や"XH"など末尾ごとに性能がかなり変わってくるので、 PC初心者には選びにくいはず。 |
iPadはでた当時からはるかに進化をしてきました。そしてM1チップがでてから進化は大きく加速しました。もちろんパフォーマンスも大きく向上することになり、今ではゲーム機として使えるほどです。そしてより薄く、軽く、ディスプレイは明るく綺麗に、そのほかマイクの品質などもはるかに向上しました。
しかしiPadはiPad。iPad OSが完全なMacbookとして使われてくれません。同じチップが入っており、同じアプリケーションがサポートされていれば、あとはOS次第なのですが、iPadはiPhoneとMacbookの中間。あくまでもiPhoneよりもよりノートPCのような使い方ができて、なおかつMacbookよりは機能制限がかけれらている。そんなツール。
もしYoutuberとして動画編集などをしたければ、iPadとMacbookはどちらを選ぶでしょうか。すでにMacbook Airもかなり薄くなり、iPadを持ち運んでいるかのように軽く、モバイル機能は充実しています。もちろんiPadでも編集作業はできるし、Davinch Resolveがipad用にリリースされてるという情報もあります。しかしPhotoshopやPremiereなどの有名ソフトなどのサポートも厳しく、なかなかiPadオンリーで編集作業は勇気がいるかもしれない。
もちろんApple pencilにより、iPhoneとは違う使い方もできます。絵師さんにとっては非常に使いやすいでしょう。
iPadの存在意義をかつてジョブズは語っています。
「みんなノートPCとスマホを使っている昨今、第3の選択肢、スマホとノートPCの間のようなものが入り込むことができるのか?それを誕生させるためには、キーボードよりもタッチ操作をより快適な物にしなければいけない。
スマホよりも、ノートPCよりもいいもの。ブラウジング、動画視聴、音楽、ゲーム、全てに置いてスマホよりも快適にならないと存在意義はない。」
このジョブズの考えは正しいかもしれない。たしかにiPadを迷っている人はスマホでは満足できない何かを求めているはず。スマホよりも大きい画面で動画視聴を楽しみたいとか、そういう小さいことでもいいし。もしiPadの購入を迷っているのでしたら、iPhoneでできないことがあるのかを考えてみればいいのかもしれない。
最近のiPadはとくにコンテンツ制作に力をいれてきたので、よりスマホではできなかったことができるようになってきましたが、Macbookよりも、という部分ではまだ少ない。
macOSを入れることは可能か
OSをMacと同じにした方がいいという意見が多いですが、そうではない部分もあります。ポイントは、タッチ操作をしなければいけないということです。タッチ操作をする時にはマルチタッチや、ジェスチャー操作を使う。そしてAppl pencilを使えばもっと快適になる。指でよりもより繊細にタッチ操作ができる。しかしそれらの使いやすさはOSのUIに支えられているものであり、Mac OSと統合しても同じく使いやすいままではないでしょう。
M1チップが入っている以上はiPadにも同じMacOSを入れることはできるでしょう。しかしMacを使う時にはキーボードマウスでの操作が基本とされています。
iPadOS 14でマウスを使う時のカーソル操作が進化したことでMacに一歩近づいたと考えられていました。しかしポインターはあくまでもApple Pencilのようにより正確な操作を目指す物であり、その矢印ではなく丸みを帯びた違うデザインから、AppleはあくまでもiPad OSがMacとは違うと考えていることがわかるでしょう。あくまでもマウス操作は予備的なものであり、タッチとペン操作がiPadでは基本なのです。
もちろんタッチパッドはかなり使いやすいとは思うのですが、Magic Keyboardはあくまでもオプションなので、それを基本とすることはできないでしょう。
M1チップの無駄を嘆くユーザーはたくさんいるでしょう。マルチタスクの難しさがその原因です。iPhoneでもアプリを同時使用できないことから進化してきたBionicチップが無駄になっていると考えられるし、やはりiPadでもMacのような重たい作業をしてみたい。
しかし、もし家族があまりテックに詳しくないのでしたら、MacよりもiPadを与えてみればいい。もしかしたらドラッグ&ドロップやキーボードショートカットが必要になるMacよりも制限されたiPadの方が使いやすいかもしれない。それは僕たちがコマンドではなく、OS上でのドラッグ操作が簡単に思うのと同じかもしれない。
ノートPCとしても使うならSurface
スマホとノートPCの間を目指すiPadはもちろんどちらにもなれない。もしノートPCをタブレットベースに買えたいのであれば、完全なPCであるSurfaceを選ぶしかない。とくにPremiere Proなどが使えるので、完全なノートPCとして使える。もちろんタッチ操作だけではほぼ使えないとは思いますが。
タブレットとしてだけの使い方であれば、iPadの方がいいでしょう。なぜなら、M1チップなのですから。
アプリケーションもそれぞれ、Surfaceではキーボードマウス操作が基本、そしてiPadではタッチが基本として開発されています。もちろんApple Pencil と Magic Keyboard があればより快適な作業ができるでしょう。しかしそれらはオプションで追加購入が必要です。
もしiPadにMacOSが入れば、それはSurfaceのような製品になるでしょう。しかし、そのためにはApple Pencil と Magic Keyboardをセットにしなければいけません。販売金額を上げてまでペンとキーボードを初めからiPadユーザーに押し付けれるのでしょうか?「ただ大きい画面のタブレットが欲しいだけなのに!」っていうユーザーの声が聞こえてきます。
iPadをよりノートPCのように快適にするにはiPadOSの強化をするしかありません。初めはただiPhoneを大画面にしただけでしたが、M1チップの世代になってからはよりいいものになりましたが、、
iPadができた当初は性能もここまで進化するとは思われなかったし、ノートPCの代わりになることも期待されてませんでした。単純に動画を視聴したりブラウジングしたり。まさか動画の編集なども求められていなかったでしょう。それがノートPCのように進化をしていく中で、このMacbookよりも安いiPadを使いたいというニーズが増えてきた。
今ではM1チップというmacと同じチップを採用して性能も追いついているわけですが、それはチップ製造のコスト問題が大きな理由でしょう。しかし、性能が追いついたことによって、進化の速度は非常におそいですが、ノートPCに近づいていることはたしかです。
iPad miniは7.9インチということでmac OSには少し小さいのかもしれません。Split View や Slide Overを使うと、すでに少し窮屈です。OSを統一しようとするともちろん画面のサイズも近いものにしないと難しいので、iPad miniのような小さい端末はむずかしくなっていくでしょう。
形や大きさが違うと同じ中身では使いにくいので、まったく同じようにというにはなかなかむずかしい。しかしimacとMacbookが同じOSで使われていることから考えると、やはりマウスキーボードなのか、タッチ操作なのかのデバイスの差が一番大きいのだと思う。
iPadにキーボードを接続したときに、自動的にMacOSに切り替えれるならいいのかもしれない。しかし単独で使うのではなく、iPadとMacを両方もち、同時に切り替えて使うのがappleの理想ではあるので、はやり単に一台だけで使いたいのならサーフェスを買った方がいい。
iPadProはカメラもマイクも動画撮影には十分なくらい進化をしています。DavinchもiPadOSに開発されるみたいなのでiPadだけでこれからは編集が可能になってくるのでしょう。しかしそれでもマウスキーボードの入力速度にはかわりません。ジェスチャーよりも指を動かす範囲が小さいですから、タッチの方が速くなることはないでしょう。
iPad Proのmini-LEDを採用したディスプレイは圧倒的な綺麗さで、素晴らしい黒の表現が動画視聴などで役にたちます。カメラもスピーカーも、そしれバッテリーのもちも他社のものと比にならないでしょう。
結局のところ、使い方によってはiPadの方がいいし、Macの方がよかったりもする。はやり拡張版のiPhoneと考えておくのが無難でしょう。
しかし今後、折りたたみiPhoneが出てきた場合、それこそ将来はiPadに置き換える製品になっていく可能性があるでしょう。
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