今回レビューするのは「G281UV」、MSIから今年7月28日に発売されたばかりの新製品モニター。27.9インチで4K IPSパネルを採用。
MSIの「ゲーミング」モニターシリーズですが、リフレッシュレートが60Hzで応答速度も4ms(GTG)なのでFPSなどをプレイするような、それほどガチなゲーム用ではない。
それでも、Amazonブラックフライデーで45000円以下 (¥41,464だった) で余裕で買えたので安い。ブラックフライデーセールはさすが。と思ったが、セール後も同じ金額で売っているのでかなりコスパ良い製品なのか。
仕様
解像度 4K UHD(3840×2160ドット)
→今回は4Kのモニターがほしかったので、気軽な価格で4Kモニターがほしい人にもおすすめ。
応答速度 4ms(GTG)
パネル駆動方式 IPS
色域 sRGBカバー率:99%
DCI-P3カバー率:94.91%
→他の迷ったLGとHPのモニターと比べても満足できるくらいP3カバー率などがよかった。
インターフェース HDMI 2.0b×2、DisplayPort 1.2a×1、ヘッドホン出力×1
→MacbookをHDMIに、そしてゲームをするPCをDisplayportで接続する予定。
重さ 約5.7kg
→重さはそれほどない。VESAマウントに対応しているので一緒にアマゾンセールで買ったアームを取り付ける予定。
ゲーミング機能として「AMD FreeSync」に対応。対応グラボと合わせればカクつきやティアリングを抑えることができる。Displayportでしか使えないNVIDIA G-SYNCと違い、HDMIでも利用可能。最近では”G-SYNC Compatible”により、Geforceグラボでも対応できるようになった。
夜や暗闇で視界を確保するナイトビジョンモードも搭載。
サイズは638.3(W)× 229.4(D)×446.4(H)mm
-5°~20°のチルト機構。昇降機能はなし。
sRGBカバー率99%、DCI-P3カバー率94.91%と広色域。そしてDisplayHDR 400に対応しているのでこの価格帯では品質はかなりいいのではないでしょうか。
ブルーライトカット機能はハードウェアレベルで常に動いている模様。目に優しいディスプレーとしてドイツの第三者検査機関であるTUV Rheinland(テュフ・ラインランド)のEyesafe認定を取得。わかりませんが。目に影響する波長のみカットしているので色味の変化がほぼないらしい。さらにソフトでもONでブルーライトカットを追加することもできます。
電源は65W出力のACアダプター。
背面にでディスプレー設定を操作できるグリグリがついているので、非常に操作しやすい。
動画視聴
4Kなのでやっぱり綺麗。動画だけでなく、小さい文字もくっきり鮮明になるのでブラウジングも快適になる。
ゲームプレイ
バイオハザードをプレイ
IPSパネルなのでFPSなどのゲームには向いていないとされる。ゲーミングモニターには2種類あって、ざっくりとFFみたいなゲームか、FPSか。
FFは画面描写の綺麗さを重視するモニターが最適で、動画を視聴したい人にもおすすめ。一方でFPSでは一枚の絵はどうでも良くて、プレイに影響がでないようになるべく遅延を少なくるためにわざと余計な描写を減らしてしまう。一般的にはFHDでTNパネル、反応速度の高さが求められる。
このMSIモニターは4KのIPSパネルで、視野角が広くて発色もいいのでFFやバイオハザードのようなゲームや、動画視聴、さらには動画編集や写真編集でも快適に使えます。今回はバイオハザードをプレイしてみましたが、アクション系でもフレームより描写重視の方がいいと思うのでこのモニターはおすすめ。
ただしFPSを中心に遊びたい方にはTNパネルモニタがおすすめ。TNパネルモニターの場合は視野角が狭く、発色もよくないなどモニタとしては劣る機能でるが、その単純な機能が故に反応速度が早くなり、ゲームプレイ時に残像を軽減することができます。また、TNは製造コストが低いので最近では非常に安いゲーミングモニターが増えています。
また、FPSの場合は基本FHDです。4Kなどでプレイしたい場合は単純計算で4倍の性能が必要になりますのでなかなか難しい。FHD、TNパネル、そして144、240、360FPSなどの高リフレッシュレート、そして速い反応速度のもので探してみましょう。
一方でそれ以外のFFやアクションゲームにはこのような大きめの画面の4KIPSが最適。反応速度もおまけに4ms (G to G)。
動画編集
高解像度と広色域により、動画編集にも最適。4Kだと各パーツがあまりにも小さくなりすぎるので、スケールを拡大してあげましょう。今回はMacbook AirをHDMIで接続してデスクトップのように使うクラムシェル機能で使ってみました。
迷ったライバル製品
LG 27UP600-W
HP U28 4K HDR
27UL500-W
感想
「G281UV」はアマゾンセールで4万5千円以下で購入できた。4万円台で購入できるモニターとしては十分すぎる機能性がある。反応速度などはゲーミングという名前からは少し物足りない部分もあるが、FPSをプレイしない人にはおおむね満足できるモニターです。
背面のぽちぽち操作スティックも使いやすいし、デザインもかっこいい。
これ一台あればゲームからエンタメ、動画編集までこなすことができる4K IPSモニター。とりあえず4Kモニターを探している人におすすめできる製品です。
0 件のコメント:
コメントを投稿