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【SSDが劣化?】M1系Mac製品たちと比較。M2チップの各ベンチマークをMacbook Pro 13 の測定結果から比較。CPU,GPU,SSDからゲーミング、ファイル変換、動画書き出し

2022年7月2日土曜日

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 M2 Macbook Air を買おうと思っているのですが、来月から発売ということでまだM2チップが手に入っていません。しかしすでに「M2搭載のMacbook Pro 13インチ」 (以下 M2 mbp Pro13) が発売しているということで「M2 mbp Pro13」によるベンチマーク結果がでてきていますので、過去製品のスコアと比較してみましょう。


こちらの記事はYoutubeで動画にもまとめています↓↓



まずは「Macworld」さんのテスト結果を参考にしてみます。ただ、この結果も結構ツッコミどころ多いので逐一指摘していきたいと思います。使用されているテストマシンは

「M2搭載 Macbook Pro 13インチ」 

M2 SoC、 8 CPU コア、10-core GPU

16GB unified memory

1TB SSD

$1,899 で $1,499のスタンダードモデル( 8GB 256GB) よりも$400 高いモデル。(ベースからメモリが16GBに、SSDが1TBに増設されている。)

他の比較しているモデルと比べると「M2 mbp Pro13」だけがメモリ16GB、SSD 1TBなので、ベンチマークの差に影響があるポイントがあると思います。とくにSSD速度には影響しそうですので、それらの影響が少なそうなスコア比較だけ見ていきましょう。

M2のCPUはM1と同じ(大)4+(小)4=8コア構成ですが、今回はCPUコアにも改良がなされているので、進化ポイントは以前の動画たちを参考にしてください。


CPU性能

Geekbench5


Geekbenchは短時間でのCPUの最大速度を測ることができます。

スコアが高ければ動画のエンコードなどが速くなる可能性が高いですが、テストが短すぎるため、発熱や電力制限により結果に比例しない場合も多くあります。ぶっちゃけ信用度が低いベンチマークですが、同じマシン同士ならある程度の進化を予測できます。





公式ではM2はM1より18%の進化をしたとのことですが、マルチコアスコアでは嘘ではないことが確認できました。まあ、メモリ容量の違いでそれほどこの結果には差がでないはずです。

マルチコアでは上位のM1 Proチップに近づいているのが素晴らしい。約10%ほどの違いしかないです。マルチは結構どうでもいいんですが、今回重要なのはシングルです。Windowsも合わせて世界最強のシングル性能を持つチップがこのM2です。

Cinebench R23

続いてはcinebenchです。Geekbenchに比べて長時間測定をしてくれますので、長時間のストレスによる性能がみれます。そのため、同じチップでも薄いマシンなどでは不利になりがちですが、それがリアルです。Geekbenchよりももっと動画の書き出し時間とかの予測に使えるでしょう。




マルチコアはもちろんコア数が多い方が有利になります。

M2 MacBook ProはM1 MacBook Proよりも12%高い。しかしM1 Proチップよりは8%遅い。8%遅いというのは、正直気にしなくていい差だと考えます。

Pro13モデル同士で比べてみると、Geekbenchに比べて差が少し小さくなっている気がします。M2になってチップがでかくなってるので無理してる感じがでてますね。

M1 MacbookのAirとPro同士での比較でも差がでていましたので、チップの大きいM2ではその差が大きくなる可能性があります。まだM2 Macbook Airがでていませんが、ここから推測するとM2 Macbook Airではもう少しマルチコアスコアは低くなるのではないでしょうか。

動画書き出しテスト




M2の一番の強化ポイントの一つである部分はビデオエンジンの追加です。CPUが強化されているのでそのままでも差がでているのですが、対応している動画書き出しは劇的に速くなります。

ProResに対応していますので、これから高品質のビデオ制作をする方にとってはありがたい。はやり上位M1 Proチップの方が強化されているため、対応しているビデオエンコードにはかなり差がありますね。

動画ファイルの変換


Tom’s hardware のテストを参考にしました。Handbrakeという超有名なソフトを使って4Kビデオを1080pに変換し、完了までにかかる時間を比較します。

M1 Macbook Pro で 7:44 かかっていた作業が、M2 Macbook Pro では 6:51 と結構短縮されています。

ちなみに同じ作業テストを11th Gen Intel Core i7-1185G7搭載の「Dell XPS 13 OLED」でテストした結果は18:12 とかなりの差がつきました。

しかし、それでも上位のM1 Pro / Mac では5分を切っているのでいまだにかなりの差があります。

同じサイトで面白いテストもあったのでシェアします。

Photoshop

PugetBench performance test はPhonetopでの一般的な作業をした時の快適度を数値化してくれます。


M2 Macbook Pro は M1 Macbook Pro と比べてかなり差が出た結果になりました。数値では 上位のM1 Proチップ搭載モデルに追いつきました。コア数がおおいM1 Proに匹敵するということは、M2のメモリ帯域の強化がかなり数値を押し上げているのではと考えます。特にPhotoshopはメモリ容量もかなりパフォーマンスに影響してきますので、写真編集を考えている人は特に注意です。

SSD速度

Blackmagic Disk Test




MacworldによるSSD測定の結果では、読み込み速度は同じですが、M2搭載のPro13の方がM1Pro13よりもSSD書き込みが33%早いとしています。

しかし、これは間違いだと思います。そもそもSSDの速度は容量と、使用率によって大きく変わります。このサイトは256GBと1TBを比較しているので、特に書き込みが速くなるのは当たり前。Mac系サイトが当てにならないのは、海外でも同じなのでしょいうか。

「Created Tech 氏」と 「Max Tech 氏」が、それぞれベースモデルの256GBのSSDをテストしてくれています。彼らはテスト結果で、ベースモデルのSSDが極端に遅くなっていると指摘しています。






それぞれ読み込みが50%、書き込みが33%低下しています。これはSSDの世界では、驚異的な性能ダウンです。

さらにMax Tech氏は分解をしてM1モデルとの比較をしています。

M2では256GBのチップが1枚、M1では128GBのチップが2枚と仕様が異なっており、コレが原因ではないかと結論づけています。

現在のApple silicon Macにおいて、SSDの速度は重要な役割をになっています。特にベースモデルのような8GBメモリの場合、ユニファイドメモリMacは定期的にSSDにデータを落としていき、優先度の高いデータをメモリ内に格納するという方法をとっていますで、一度SSDに落ちたデータを拾い戻す時にパフォーマンスに影響がでます。

SSDの速度が、Macの性能に影響しやすいということです。もしストレージ速度が気になるのでしたら、容量を増やすことをおすすめします。

Appleはなぜ今回SSDの仕様を変更したのかは明らかにしていませんが、コストカットという点ではそれほど変わらない気もします。もしかしたらチップ生産が間に合わないのでしょうか。M2系Macでは同じ仕様でSSDが低下する可能性がありますね。これはM2 Macbook Airがでてから結果がたのしみです。

GPU性能

Geekbench metal





Geekbench 5 で Open CL と metalがでていますが、metalを見ればいいでしょう。

M2はM1より2コアGPUが増えており、キャッシュ量も増えているので性能予想ができませんでした。プレゼンでは35%の性能アップ、こちらのテスト結果では約37%上昇。

では直接GPUを使うアプリはどうでしょうか。


ゲームベンチマーク

Geekbenchなどのベンチマークツールに比べて、実際にGPUをそのソフトで使用したときの挙動が測定できます。ソフトによっては最適化により、得意不得意がでてきますが今回は同じApple silicon Mac 同士の測定なので気にする必要はありません。




M2は M2 Pro チップよりも32-41%フレームが低くなっています。

通常GPUの性能は15%ほど上がっていれば上位と言えると思いますので、まだかなりの差がありました。M1 Proチップモデルを買った人も一安心の結果です。

バッテリーについて

結果的にパフォーマンスは結構上がっています。しかしそれに伴うバッテリー消費はどうでしょうか。公式では動画再生は20時間、Macworldさんのテストでは実際には16時間だったそうですが。しかし、動画再生みたいなGPUをあまり使用しないのははっきりいってどうでもいいです。GPUを多用すればおそらくM1よりも結構使用できる時間は短いはずです。

M2 Macbook Pro13インチ は MagSafeに対応していませんので、Type-Cを一つ使ってしまうことになります。MagSafeは「MacBook Air」「上位のMacBook Pro」たちのみに許されております。



サードパーティの方がアダプターは魅力的なものも多いです。たとえば「Anker 736 Charger」 は公式のものよりも高いですが、ポートが3つで計100Wに対応しています。ノートだけ充電していれば100W、ほかのデバイスを繋げれば80Wか60W、3つ目を繋げると40Wのチャージになります。しかもこれ、公式のやつより小さいです。

「M2搭載のMacbook Pro 13インチ」はM1バージョンからほぼチップを変えたくらいしか多きな変化はないですが、前回M1が入った時もそうでした。Macbook Pro13インチは、あまったパーツを吐き出すための製品なのでしょうか。

M2 Airに比べると少し見劣りがする製品ですので、高品質のマイクなどに魅力がなければ厳しいかも。しかし今回はM1よりもちょっと無理して大きくなってるM2なので、もしかしたらファンありとなしで結構スコアにも差が出るのかもしれません。


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「とく」です。自作PCやApple製品が好きです。YoutubeではApple製品やガジェット系を中心にアップしています。最新情報や生活の役に立つ情報をシェアしていきたいと思います。大阪人。

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