Apple siliconはその性能の高さと消費電力の低さから理想的なSoCを完成させました。たくさんのMacユーザーだけでなく、Windowsを使ってきたユーザーたちにとっても、特にノートPCではかなり魅力的な製品になりました。
去年の11月にクアルコムは、次の世代のArmチップでではノートPCの分野でApple siliconのライバルになると明言しました。
Apple siliconに対抗するためのチップは2023年の後半を目標にしており、Windows上でベンチマークで対抗できることを目標にチップを育てていきます。そしてそれを開発するのはM1チップシリーズに携わったエンジニアチームがいるNuviaです。クアルコムによればAppleの M1, M1 Pro, M1 Max チップにパワーと消費電力共に対抗できる製品に仕上げるそうです。
クアルコムのCEO、Cristian Amon氏はNuviaがそのライバルになるArm-baseチップを開発中だとあきらかにし、特にパワーを重視して開発していること、そして2023年にはそのチップが入ったノートPCを発売する予定だそうです。
NuviaはOEM用のサンプルチップを今年の8月に提供する予定でしたが、現在では少し予定がずれ込んで今年の後半の予定。テストのフェーズを考えればユーザーが製品を手に入れることができるようになるのは2023年でしょう。
もともとAppleのエンジニアでM1チップ開発にも携わった人物たちが創立したNuviaですが、現在ではクアルコムの傘下になっています。
Appleの現在の噂では次のM2チップが目前、来年にはM3チップが情報としてでているので、M1チップをライバル視しているなかでどんどんアップルも離れていってしまいます。とくに2023年に出るとされるM3チップファミリーではかなりの性能アップが期待されているので、来年はかなり面白いSoC対決が見れるかもしれません。
ノートPCのチップで追いついても、初めはパワーだけだと思います。M1チップがめちゃバズった理由はバッテリーの持ち時間の強化がかなり大きなポイントだったと思うので、やはり消費電力を改善しなければいけませんが、AppleみたいにTSMCの新ノードもとれるかわかんないですからね。
もしM1チップのようにうまくいけば、ノートPCだけと言わずに薄いタブレットなどもどんどん製品化していくことができるので期待ですね。
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