前回に引き続き、今回は動画内でローエンド、ミドルクラスのいわゆる「コスパ最強」のSSDを紹介していきます。
ハイエンドのようにロマンはないのかもしれませんが、メインPCにも組み込めるくらい安心できるSSDを紹介します。
【動画の内容ザックリまとめ】
容量はやはり、1TB あたりが買い。性能アップを期待するなら2TB。SSDは容量が大きくなるほど高性能になります。今回も一番売れ筋かなと思う1TBモデルでの紹介をします。
現在最速ハイエンドはM.2のPCIe4.0接続規格です。
4.0がでて3.0のハイエンドが安くなっている傾向。3.0の時に展開していたローエンドとの価格差が
小さくなっているので、ローエンドがちょっと寒くなっている印象があります。
「今回動画内で紹介したSSD」
Crucial
純正SSDが好まれるなか、Crucialはコントローラー、NANDも製造できるメーカー。
しかし、P2は純正ではなくPhison製のコントローラーが採用されている点に注意。
P2はTLC/QLC混在という最悪な商品。基本QLCと認識しておくべき。
P2の方が発熱しないのでいい点はあるが、それは次紹介するキオクシアのミドルクラスでいいかなと思います。
キオクシア
キオクシアSSDはその品質から考えて、はっきり言って安すぎる。「Pro」はPCIe4.0なので今回は紹介しませんでした。
一方でCrucialのP2はコントローラーが非公開。DRAMなし。QLCというのが結構きつい。
ということで、キオクシアのオレンジとP2を比べるとおそらく表面上の速度よりもかなり差がでるはず。
特に長時間のデータを扱うとP2は弱い。
SLCキャッシュの超過後も早い速度を維持できる。
Pro(青)はキャッシュが切れた後も1,400MB/秒、
無印(オレンジ)は750MB/秒。ということでかなりポテンシャルは高い。
しかし、現在安すぎたためかオレンジラベルの1TBは在庫が確認できなかった。
さらにその上位であるProともそんなに価格差がないのでCrucial P2はこれと比べてしまうと救いよう
がない。というか、キオクシアが全てのローエンドを倒してしまっている。
かつてのライバルはkingstonのKC2500とかだったが、今のモデルではちょっと残念になって
高くなっている印象。このキングストンとエクセリアだけがDRAM、TLCのミドルクラスのSSDだった。
今回は動画が長くなるのでキングストンは飛ばしました。
WESTERN DIGITAL
PCIe3.0用はSN750(黒)とSN570(青)のどちらか。SN350(緑)は買わない方がいい。
緑はTBWが謎に低すぎる粗悪品。緑は絶対買うべきでない商品だと思います。
SN750SEはPS5用。それ以外には不要。PCIe4.0のフォームファクターを採用しただけのもの。性能的にもブルーでいいかなと思います。
SN770っていうPCIe4.0用の廉価版がでているので、最近はSN750の展開が少なく割高か。
WD/SanDisk製TLC型3D NAND Western Digital自社製コントローラ。
純正メーカーで信頼OK。
WDのSSDで低価格SSDの選択肢は「SN570」のみ。それ以外は上位価格。
SSDの代表的なメーカーなのでもっとWDを紹介したかったのですが、今回の動画にあうローエンド、ミドルクラスのSSDでいいのは少ない。SN750の在庫がない。
コスパモデルは980, 970 EVO Plus。970 EVO PlusはPCIe3.0で最速クラス。
PCIe3.0の世界ではずっとWDのSN750とかと戦ってきたのですが、頭ひとつ飛び抜けていた感じ。そこまで高くなっていないので、性能も求めたい人はこれでいい。
しかし、+2500くらいでP5 Plus 買えるから悩むところではある。
コスパモデルのDRAMレスとして980が登場。ということで、今回はこれを注視していきたい。
「サムスン 980」
Samsung Pablo(8nmプロセス製)Samsung製 128層 3D TLC NAND
SLCキャッシュは160 GBまで。超過後は500 MB/sほど。
SLCキャッシュ切れまでのデータ量はSN570が13GBほどらしいので、見かけの性能は同じように見えるが980の方がかなりいいか。この辺りの調整というか、サムスンSSDはやっぱり全体的に安心して使えるイメージ。
まとめ
おすすめとしては、サムスン980かキオクシア全部。
DRAMついてくるのでキオクシアが一番いいと思う。
キオクシアはいいけど、ちょっと在庫が少ないかも。
キオクシアはアマゾンになかっても、PCパーツショップのサイトにあったりする。
980もSLCキャッシュ使用可能量が多いので安心できる製品だと思う。
しかし+3000円くらいでPCIe4.0対応のP5 Plusがあるので注意。P5 Plusはコスパ最強のPCIe4.0だと思います。ソフトを使った実測などもかなりポテンシャルがある(前回の動画を参考にしていただければ)。
ほかにもキングストンとか色々あるけど、さすがにめんどくさいので今回の動画を参考にして、ほかのサードパーティのメーカーはこれよりも安いのであればOK。
今回紹介したので全部純正メーカーなので、(一部P2などサードパーティのパーツを使っているのもある)比較的安心して購入できると思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿