古いスマホは遅くなっていきます。
とくに、OSをアップデートした直後にスマホが遅くなった、なんてのはよく聞く話です。そしてどんどん遅くなってきたスマホは快適に、効率よく使えないので、買い替えを検討することでしょう。
「ストレージ容量がどんどん圧迫されていって遅くなる。」
というのはよく聞く話ですが、じゃあストレージに余裕があればスマホは遅くならないのか?答えはノーです。
まるで、新しいスマホを買わせるために仕組まれたかのようなこの仕様。
はたして企業は意図的に古いスマホを遅くしていっているのでしょうか?
OSのアップデートは実は5月、6月に多い。
アップデートの内容は新機能の追加、例えば、
facetimeアプリの機能強化や、音声認識機能の強化、OSデザインのアップデートなどでしょう。しかし、これらのアップデートは次の夏に出る新しいハードウェアに対応する目的があります。
アップデートには2つの目的があります。
1つは、新しいハードウェア、チップへの対応。
2つ目は、新機能の追加。
古いデバイスが新しい機能に対応できないのは当然ですが、アップデートで遅くなってしまうのはなぜでしょうか。
例えば、iPhoneのBionicチップはAppleが自社開発しています。
が、将来どのような機能をユーザーが求めるのか、トレンドになるのかは予想できません。基本的に、最新OSのアップデートは、できるだけ新機能を活用できる最新スマホのためにデザインされます。
しかし、古いデバイスはそれらの新しい追加機能についていけない。
最新のOSは古いスマホを遅くするためには作られていないが、古いスマホにとっては無駄の多いアップデートになる。よく、新しくアップデートされたスマホが遅くなり、後に修正されることはよくあります。
ではなぜ、古いスマホに最新OSをいれるのか?
古いiPhoneを使っていても、常に最新のOSにする必要はありませんが、それを多くのユーザーが理解した上でアプデを回避できるのか。たくさんの人は新機能の追加などがあれば、当然入れたくなるのでないでしょうか。
とりあえず最新OSを入れるということで、勝手に企業がスマホのサポートをしてくれているという点でかなり楽なので、ほとんどの人はめんどくさいことは考えずにアプデするでしょう。アップデートによってデバイスを総合的にケアしてくれるわけですから。
なるべく古いスマホも使わせてほしいと思うユーザーたち。しかし、そこにはまったく企業のメリットがないのです。
でも、もし意図的に新しい OS が古いデバイスを遅くするようにデザインされていたとしても、それを証明する手立てはありません。しかし各企業は利益を求めますのでやはり古いデバイスをケアしていくということには限界があります。いかに最新のスマートフォンが快適に使えるかを重視して、優先してアップデートを行っていくことでしょう
つまり本当に長い間使っているデバイスを遅くしたくないのであれば、今の OS からアップデートをしなければいいと思います。しかし OS のアップデートしろって言う強い企業からの表示がしつこく出てくると思いますが拒否することは可能です。
ストレージ圧迫などの問題もなく、アップデートもずっと拒否し続けているのであれば理論的にはそのままの速度で使い続けることができるはずです。
しかし、残念ながら同じ状態でデバイスをキープしたとしてももう一つ大きな障壁があります。 それは世界中で使われているアプリケーションもまた、普及しているデバイスの平均スペックが上がると重たくなっていくということです。
これはゲームを例に挙げると分かりやすいと思うんですけども昔はファミコン、そしてスーパーファミコン、そして今は PlayStation 5までどんどんグラフィック性能が向上してきました。ゲーム機の性能が上がれば上がるほど、ソフトの要求スペックが高くなります。つまりめちゃくちゃ綺麗で思いグラフィックのゲームが開発されていくわけですね。
ゲーム開発者は本当はもっともっとリアリティのあるゲームを作りたい欲求があるんだけども、ハードウェアの限界があるので理想のどこかで限界が来る。PlayStation とかゲーム機だと問題ないんですが、スマートフォン用ゲーム開発する場合、世界中の人たちが持っているスマホが全てハイエンドのスマホではありません。 つまりミドルレンジやものによってはローエンドで動く様なゲームを開発する必要があります。そうでなければたくさんのユーザーを獲得すること出来ませんから。だから、アニメ風な業者のガチャゲーが普及しまくるのです。きっと開発費も安いから。
ゲームを例に挙げるこの様に分かりやすいと思うんですが、アプリケーションもそれぞれ綺麗なインターフェースで作ったりとか、要求スペックは重たくなってしまいます。
ほら最近とか YouTube とかでも4 K の動画とか出てますね。4K動画を再生するにはもちろん4Kの動画再生ができる性能のデバイスが必要になりますし、将来どんどんスマホの性能が上がっていけば、スマホの画面でプレステ5みたいなゲームも開発されているのかもしれません。未来の話。
今のスマホを大切に長い間使ってても、多分10年後の重たくなったアプリケーションにはついていけないんじゃないでしょうか。その時のスマホはグラフィック性能もだいぶ違うと思うし、最近は iPhone であってもRAM 容量がめっちゃ上がりましたからね。
でもこの話もきっとさっきの OS のアップデートと同じ理論で、過去のデバイスはやはり今現在のアプリケーションをいかに快適に使うかとかを想定して作られていますので、正直ずっと古いデバイスを使い続けるのは難しいでしょう。
スマホは今いるやつをかって、その都度、買い替えよう。
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